Ｃ言語のprintf関数などでは、桁数設定や１６進表記などの書式設定が出来ました。
<sample program cpp039-01>
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int num = 123;
printf("%5d\n", num); //５桁で表示
printf("%05d\n", num); //前ゼロを入れる
printf("%-d\n", num); //左寄せ表示
printf("%x\n", num); //１６進表記
printf("%o\n", num); //８進表記
return 0;
}
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<実行結果>
123 00123 123 7b 173 続行するには何かキーを押してください・・・
Ｃ＋＋でこのような書式を設定するためには入出力マニピュレータというものを使用します。
マニピュレータを使うには「iomanip」というヘッダファイルをインクルードします。
上のＣ言語のプログラムと同じものをＣ＋＋で書いてみます。
<sample program cpp039-02>
#include <iostream>
#include <iomanip>
int main()
{
int num = 123;
std::cout << std::setw(5) << num << std::endl;
std::cout << std::setfill('0') << std::setw(5) << num << std::endl;
std::cout << std::left << num << std::endl;
std::cout << std::hex << num << std::endl;
std::cout << std::oct << num << std::endl;
return 0;
}
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まずは桁数指定ですが、
std::setw(5) |
setwで桁数を指定する事で出力ストリームの桁数（幅）を指定出来ます。
次に前ゼロですが、これはちょっとイメージが違います。
std::setfill('0')
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setfillで指定した文字で空白箇所を埋める事が出来ます。
当然、別の文字でも大丈夫です。
次に左寄せです。
std::left |
簡単ですね。
１６進数、８進数は、
std::hex std::oct |
で指定できます。
他にも小数点以下の桁数を指定したり、色々と種類はありますが必要になったら説明しましょう。