★string　演算子★

それではstringの使い方について説明します。

初期化、代入

まずは、stringの初期化について書きます。

<sample program cpp006-01>

#include <iostream>
#include <string>

int main()
{
    std::string str = "Hello";

    std::cout << "str = " << str << std::endl;

    str = "World";

    std::cout << "str = " << str << std::endl;
    
    return 0;
}

<実行結果>

str = Hello
str = World
続行するには何かキーを押してください・・・

std::string str = "Hello";

Ｃ言語でも変数宣言と同時に初期値を代入する方法がありました。

stringも宣言と同時に文字列を代入する事が出来ます。 

str = "World";

これはＣ言語の文字列では出来なかった事です。

配列に文字列を代入する事が出来なかったので、Ｃ言語では、 

char str[10];

strcpy(str, "World");

このようにしなければなりませんでした。

コピー、連結

次は文字列操作について書きましょう。

<sample program cpp006-02>

#include <iostream>
#include <string>

int main()
{
    std::string str1;
    std::string str2;
    std::string str3;

    str1 = "Hello";

    str2 = str1;

    std::cout << "str2 = " << str2 << std::endl;

    str3 = str2 + " ";

    str3 += "World";

    std::cout << "str3 = " << str3 << std::endl;

    return 0;
}

<実行結果>

str2 = Hello
str3 = Hello World
続行するには何かキーを押してください・・・

文字列のコピーは単純に「＝」で出来ます。

連結についても「＋演算子」「＋＝演算子」で出来るようになっています。

比較

文字列の比較についても「＝＝」「！＝」で可能です。

<sample program cpp006-02>

#include <iostream>
#include <string>

int main()
{
    std::string str1 = "Hello";
    std::string str2 = "Hello";
    std::string str3 = "World";

    if (str1 == str2) {
        std::cout << "同じ" << std::endl;
    }

    if (str1 != str3) {
        std::cout << "違う" << std::endl;
    }

    return 0;
}

<実行結果>

同じ
違う
続行するには何かキーを押してください・・・

直観的で非常に分かりやすいですね。

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