★標準テンプレートライブラリ★


標準テンプレートライブラリについて少しだけ説明します。


標準テンプレートライブラリ(STL)とは


C++に標準で用意されているライブラリの事です。

テンプレートと書いてありますので、色々な型で利用する事が出来るものになります。

内容を大まかに書くと、

 コンテナ(各種データ構造の提供)

 アルゴリズム(基本的なアルゴリズムの提供)

 イテレータ(共通のアクセス方法を提供)

などがあります。


コンテナ


様々なデータ構造を提供するのが、コンテナと呼ばれるものです。

 可変長配列

 リスト構造

 スタック構造

 キュー構造

 二分木構造

 連想配列

などが用意されています。

データ構造はプログラムにおいて非常に重要な要素であり、どのデータ構造を選ぶか、によってプログラムも変わります。

それぞれの特徴をつかみ、より効果的なデータ構造が選択出来るようになってください。


アルゴリズム


標準的なアルゴリズムも豊富に用意されています。

 逐次探索

 二分探索

 ソート

など、C言語編で説明したアルゴリズムもあります。

※多すぎて全部は書ききれません。


イテレータ


イテレータとは、各種データ構造を使用する際に「共通したアクセス方法を提供する」仕組みです。

イテレータについては、リスト構造の時に説明します。


まとめ


C++では標準テンプレートライブラリを利用することで、様々なプログラムを楽に開発する事が出来ます。

定石的なアルゴリズムや定番のデータ構造など、自作する必要はありません。

しっかりと使えるようになってください。


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