画像ファイルは最終的にはウィンドウへ転送されて表示されます。
転送元については前回説明しましたので、転送先について説明します。
クライアント領域とは、ウィンドウのタイトルバーやボーダーラインを除いた部分を指します。
↓の画像を見れば分かると思います。
ここが画像の転送先になります。
クライアント領域にも座標があり、画像ファイルと同様に左上の座標は「0」から始まります。
このシステムでは、領域の大きさを「640×480ピクセル」にしています。
これはVGAモードとも言い、大体の環境で使用可能なサイズとなります。
設定できるサイズは環境によって異なるため、サイズの変更はしないでください。
画像を転送するためには、転送先座標も設定しなければなりません。
転送元座標と同じくRECT構造体に設定します。
例えば↓の部分に画像を転送したい場合、
RECT構造体は次のように設定します。
RECT dest; SetRect(&dest, 0, 0, 320, 240); |
RECT構造体の名前は「destination(転送先)」を省略して「dest」にしました。
次回は実際に画像を転送するプログラムを作ります。