★クライアント領域と転送先座標★


画像ファイルは最終的にはウィンドウへ転送されて表示されます。

転送元については前回説明しましたので、転送先について説明します。


クライアント領域


クライアント領域とは、ウィンドウのタイトルバーやボーダーラインを除いた部分を指します。

↓の画像を見れば分かると思います。

ここが画像の転送先になります。

クライアント領域にも座標があり、画像ファイルと同様に左上の座標は「0」から始まります。

このシステムでは、領域の大きさを「640×480ピクセル」にしています。

これはVGAモードとも言い、大体の環境で使用可能なサイズとなります。

設定できるサイズは環境によって異なるため、サイズの変更はしないでください。


転送先座標


画像を転送するためには、転送先座標も設定しなければなりません。

転送元座標と同じくRECT構造体に設定します。

例えば↓の部分に画像を転送したい場合、

RECT構造体は次のように設定します。

RECT dest;

SetRect(&dest, 0, 0, 320, 240);

RECT構造体の名前は「destination(転送先)」を省略して「dest」にしました。


次回は実際に画像を転送するプログラムを作ります。


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